継承路線ですか。本業を疎かにしないようにお願いします。御手洗毅氏、賀来龍三郎氏、山路敬三氏そして御手洗冨士夫氏のスムーズな代替わりがキャノンの強さであるから後継者の面では心配はしていないですが。次期社長を見るまでは、どうかとは言えませんがね。
日本経団連は7日、来年5月に退任する奥田碩会長(トヨタ自動車会長)の後任に、副会長でキヤノン社長の御手洗冨士夫氏(70)が就任する人事を内定したと発表した。来年5月の定時総会で正式決定し、就任する。任期は2期4年。御手洗氏は、初のIT(情報技術)業界出身の会長になる。
同日の会長・副会長会議で了承された。奥田会長は会議後の定例会見で、「人格と識見に優れ、国際性が非常に豊か。日本がこれから取り組むべき先端技術を開発している製造業であること」と、御手洗氏を起用する理由を説明。御手洗氏は、「政策については奥田会長の路線を継承していきたい」とのコメントを発表した。
御手洗氏は、借金が膨らんでいたキヤノンの経営を再建。デジタルカメラ、複写機、プリンターなどを主力製品として、連結売上高3兆円を超える世界的な優良企業に育てあげた。また、キヤノンUSA社長を務めるなど23年間の米国経験がある国際派で、終身雇用を維持しながら実力主義を反映させる独自の日本型経営を進めるなど「人づくり」の点でも奥田会長の意向に合致した。
経団連会長とキヤノン社長との兼務は難しいため、御手洗氏は来年3月の株主総会後、キヤノン会長に就任するとみられる。【須佐美玲子】
(毎日新聞) - 11月8日4時32分更新
昔の自民党なら引き受けず 次期経団連会長の御手洗氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051110-00000214-kyodo-bus_all
来年5月に日本経団連会長に就任することが内定しているキヤノンの御手洗冨士夫社長は10日、都内で記者団に対し、「自民党が昔のような利益配分型の政治をしていたら(経団連)会長は絶対引き受けなかった。私は改革派ですから」と語った。
御手洗氏は、小泉純一郎首相と歩調を合わせ構造改革を推進してきた奥田碩・現経団連会長の姿勢を念頭に「政治と経済は車の両輪。官から民への流れを進めるべきだ」と指摘、「奥田改革路線」を継承し政治に影響力を行使していく考えを表明した。
政治献金については「経済の活性化のために大いに政治に働き掛けていく。政治には資金が必要なので社会貢献としてオープンに献金する」と必要性を強調した。
(共同通信) - 11月10日20時30分更新
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